■くせ毛の原因
くせ毛とは、髪の毛の主成分であるタンパク質の結合が歪み、髪にうねりや縮れなどが出ることといわれています。毛根や毛穴が歪んでいることで、そこから生えてくる髪も歪んでしまうこともあります。また、くせ毛の原因には先天的なものと後天的なものがあると考えられています。
・先天的なくせ毛
先天的なくせ毛は遺伝の影響だと考えられています。先天的なくせ毛を直毛に直すことはできないと考えられているので、ストレートパーマや縮毛矯正で髪質を一時的に変えるのが一般的な対処法となります。
髪質や毛穴の形状などによってくせの強さがさまざまですが、くせ毛の種類としては次の4つのパターンに分けられます。
・波状毛
波打つようにうねったくせ毛。このくせ毛は日本人に一番多いといわれています。 同じ波状毛でも大きな波状や細かい波状など髪質などによって見え方が変わります。湿度が高いと髪の毛が膨らんでいくといった特徴があります。
・連珠毛(連球毛)
一定の間隔で太くなったり細くなったり、数珠をつなげたような形で、くせ毛というよりは毛髪の形状が変形している状態です。ストレートのように見えるのですが、艶が出にくく手触りがよくないのが特徴です。髪の毛の細い部分が切れやすいため、縮毛矯正が難しいといわれているタイプです。
・捻転毛
髪の毛がらせん状にねじれてうねっているくせ毛。髪の毛が細くて柔らかい人に多いです。くせが弱いとストレートのようにも見え、くせが強いとクルクルとカールした立体的な形状になります。立体的なくせの場合は髪が絡みやすくボリュームが出やすくなるのが特徴です。
・縮毛
縮れている髪の毛になります。硬い髪質で水分を弾きやすくパサパサしているのが特徴です。毛髪同士が馴染みにくいためボリュームが出やすいのも特徴です。ストレートパーマや縮毛矯正といったケアを定期的にしないとくせが目立ちやすいタイプです。