抜け毛を予防する飲み方とは、適量を守って飲む飲み方のことを言います。 飲み過ぎると抜け毛の原因になるのに、飲酒量が適量ならその逆に抜け毛を予防する、これは気になる話ですよね。なぜ飲酒量が適当だと抜け毛が防げるのか、それには下記のような理由があります。 神経をリラックスさせることができる 血行を促進する 睡眠作用がある 食欲を増進する ストレスがあると血行が悪くなってしまうのですが、先ほど確認したように髪の毛が育つには毛母細胞の働きが欠かせず、そのためには血液に乗って酸素や栄養素がきちんと毛乳頭まで届けられなければいけません。適量の飲酒をすることは、リラックス効果をもたらし、血行を促進します。適度なお酒は睡眠作用もあるので、体をゆっくり休めることができます。寝ている間に成長ホルモンが分泌されることはよく知られていますが、成長ホルモンは髪を育てる毛母細胞を活性化させることで髪の生育にも関わっています。また、成長ホルモンは髪や肌を修復する働きも持っているため、髪を健康に育てるのにも役立ちます。 つまり、髪を育てたいのなら質の良い睡眠を取る必要があるんですね。成長ホルモンは22時から深夜の2時に多く分泌されると言われており、また寝てから30分ほどで分泌され始め、3時間程度分泌が続くとも言われていますので、できればこの時間に合わせて眠るのが理想です。 仕事の関係などでどうしてもこの時間に寝られない人は、できるだけ生活リズムを一定にして、まとまった睡眠を取ることでも、髪への悪影響を防ぐことができます。 また、食欲が増すことで、必要な栄養を取り入れやすくするという効果も期待できます。栄養が豊富だと、それが血液に乗って髪にまで送り届けられ、髪が育ちやすくなります。その結果、抜け毛の予防になるというわけです。 これらのことが、『飲酒が抜け毛を招く』という噂が嘘だと言える理由なのです。 飲酒が抜け毛を招くか、それとも抜け毛を予防するかは、飲酒量によって変わってきます。つまり、飲酒自体が悪いのではなく、過剰な飲酒が問題なので、注意すべきは飲酒量だということですね